「外の天気のように私の心にも雨を降らせたい時に見る「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」
実は私ってこういう種類の映画があまり好きではない。 「時間をかける少女」、「君の名は。」に続いて、「時間」を言い訳にし、叶えない(観る人だけ胸が苦しくなるような)話で自分の大切な数日を主人公達の代わりに悲しみながら送りたくないため。 あらすじ紹介などは、まぁ、4年も前のものだし他のブログさん達がいっぱい書いてくれたからそれをご参考に。 映画の題名も、ジャンルも「恋愛」なのに、何故か背景音楽はずっと「恋愛」に全然相応しくなかった。 幕が降りてからやっと薄暗い音楽の理由がわかってきた。まるで「死」を目前にしている恋話に出てきそうな音楽が映画の中で流れていた。 昨日のことを話せず、段々記憶がすれ違う恋人なんて存在理由があるのだろうか。 思い出を共感してもらえないなんて、おそらく死よりも強力なのでは。 コインランドリーで「現実を知って苦しむ高寿のナレーション」を聞きながら、私も通り去った「縁」..
2020.07.29